はやぶさ2がつくった世界初の人工クレーター確認 JAXA
小惑星「リュウグウ」の表面に金属の塊を衝突させる実験に成功した「はやぶさ2」についてJAXA=宇宙航空研究開発機構は25日、実験後初めて衝突地点を上空から撮影した結果、「はやぶさ2」がつくった世界初の人工クレーターを確認したと発表しました。
「はやぶさ2」は今月5日、小惑星「リュウグウ」に金属の塊を衝突させる実験に成功したあと、およそ2週間かけて小惑星の上空に戻り25日、高度1700メートルまで降下して衝突地点の撮影を行いました。
そして、実験前に撮影した画像と25日の画像を比較したところ、実験前の画像にはなかった、くぼんだ部分が確認されたことから、JAXAは「はやぶさ2」がつくった世界初となる人工クレーターを確認したと発表しました。
JAXAによりますと、10メートル以上の範囲で地形の変化が認められるとしていて、JAXAは今後、さらに画像を分析して、クレーターの具体的な大きさを特定することにしています。